【株式市場】米貿易収支の発表など気になり日経平均は軟調だがTOPIXは強く新規上場銘柄は好スタート

株式

◆日経平均の終値は1万9344円15銭(34円99銭安)、TOPIXは1555.04ポイント(0.14ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億7596万株

チャート5 7日後場の東京株式市場は、日本時間の夜11時半頃に米国の貿易収支が発表されル予定で、円相場に不透明感があるとされ、トヨタ自動車<7203>(東1)が軟調なまま一進一退を続けるなど、主力株の動きが止まり、日経平均はもみ合いの下値を何度か切り下げて大引け間際に62円04銭安(1万9317円10銭)まで軟化した。3日続落。東証マザーズ指数も軟調に転じた。ただ、TOPIXは堅調で日経JASDAQ平均も小高い。

 後場は、引き続き海運株が高い中で明治海運<9115>(東1)が一段高となり、ビューティガレージ<3180>(東1)は正午過ぎに四半期決算と4月期末配当の増配を発表し急伸。クレスコ<4674>(東1)はベトナムに駐在員事務所を開設することなどが期待要因になり2001年以来の高値。明治機械<6334>(東2)は約46年ぶりの復配を好感し昨年来の高値を更新したまま強く、WASHハウス<6537>(東マ)は今期も大幅増益基調を見込むことなどが蒸し返されて出直り拡大。アズジェント<4288>(JQS)はイスラエル製ファイル無害化ソリューションが33都道府県に採用されたと発表し急伸。

 本日上場のロコンド<3558>(東マ・売買単位100株)は10時23分に2625円(公開価格1850円の42%高)で初値がつき、前場2800円まで上げ、後場は売買交錯となり大引けは2735円となった。

 東証1部の出来高概算は15億7596万株(前引けは7億5086万株)、売買代金は1兆9866億円(9158億円)。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は841(同888)銘柄、値下がり銘柄数は985(同915)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、鉱業、海運、倉庫・運輸、その他製品、陸運、食料品、パルプ・紙、保険、などだった。(HC)

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