【狙い場・買い場】キッツは水素ステーション関連

狙い場・買い場

キッツ<6498>(東1)は、水素ステーション関連で業績好調の割安銘柄として注目したい。

同社は、バルブ事業を中核に伸銅品事業などを展開している。今3月期第2四半期決算は、売上高が575億3000万円(前の期比0.3%増)、営業利益が35億9000万円(同45.6%増)、経常利益が36億4000万円(同51.6%増)、純利益が24億5800万円(同69.0%増)と大幅増益着地。国内で前第4四半期における一部製品価格の値上げによる販売価格の上昇や、半導体製造設備向けが回復が寄与。海外で北米向けが増加したことが寄与。

通期業績予想は、売上高1140億円(前期比2.9%減)、営業利益75億円(同15.9%増)、経常利益74億円(同13.8%増)、純利益64億円(同79.6%増)と大幅増益を見込む。年間配当は12円(同2円増)と増配が続く見通し。主力のバルブ事業において、国内市場で震災復興関連需要や首都圏再開発案件需要を取り込むとともに、本年1月に実施した値上げの浸透を図り、また、拡大の見込まれる水素市場への拡販を行っている。海外市場の重点エリアである3極(欧州、米州、アセアン)・2拠点(中国、インド)の海外拠点機能を複合化し、現地経営判断の迅速化による販売シェアの拡大を図っている。

株価は、7月16日につけた年初来の高値610円から11月5日に年初来の安値444円と調整。その後、下値を固める動きとなっている。自動車大手と経済産業省は燃料電池車向けの水素の価格をガソリン並みに引き下げる仕組みをつくると伝わっており、同社が水素ステーション向けに水素の充電時間を短縮できるバルブを手がけていることが改めて注目される。100万株(自己株式を除く発行済株式総数の0.9%相当)・5億円を上限に11月7日から来年3月27日まで自社株買いを実施すると発表済みで、需給面で下支えする。また、今期予想PER11倍台・PBR0.85倍と割安感があり、配当利回り2.5%と利回り妙味がソコソコあり見直し余地が広がることから、下値買い好機と見たい。(N)

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