アイロムグループが急伸、米大手総合病院へのiPS細胞に関するライセンスを好感

株式市場 銘柄

■最近は16年11月に急伸した際の過熱感がおさまり再び上値を追いやすいとの見方

 医療治験支援などのアイロムグループ<2372>(東1)は4日、続伸の始まりとなり、取引開始後に8%高の1549円(122円高)をつけて年初来の高値を更新した。3日付で、米国の大手総合病院にiPS細胞由来の分化細胞等を研究用製品として供給・販売することになったと発表し、期待が広がった。

 発表によると、100%子会社IDファーマが米国ミネソタ州に本部を置く総合病院Mayo Clinic(メイヨー・クリニック)に対し、同病院が「CytoTuneR-iPS」の技術を用いてiPS細胞を作製すること、それにより得られたiPS細胞を分化させること、それらにより得られたiPS 細胞や分化細胞を内部研究、研究を目的とした販売および細胞作製受託サービスに用いることについて、全世界を対象とする非独占的な権利を許諾したという。これによるライセンス収入などを受け取る。

 このところの株価は2016年11月に期短期急伸したあと中段もちあい的な横ばい相場が続いており、テクニカル的には短期急伸した際に移動平均からの乖離が広がって発生した過熱感が徐々に収れんし、再び上値を追いやすくなってきた局面になるという。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る