フルヤ金属がストップ高、有害物質を低温分解除去する画期的触媒など材料視

株式市場 銘柄

■使用済みIT機器で五輪メダルを作る運動に期待の見方も

 フルヤ金属<7826>(JQS)は4日、急伸の始まりとなり、取引開始後にストップ高の2390円(400円高)に達し、9時30分を過ぎてはそのまま買い気配となっている。3日付で「有害物質を0℃からの低温で分解除去できる画期的な触媒『FT-eco 触媒』の量産技術を確立」と発表。材料視されている。

 また、「金」販売の大手・田中貴金属工業が大株主で、使用済みのIT機器などに含まれる貴金属を回収して東京オリンピック・パラリンピックの金・銀・銅メダルの材料に補充する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」が4月1日始動したと伝えられ、思惑買いや連想買いが殺到したとの見方もある。

 2016年7月以降は小動きだがジリ高基調が続き、持ち直す相場となっている。今朝はこの相場の中で最大の「陽線」になり、出来高も急増。相場観測のひとつとして、これまでとは異なる要因で上げる新たな相場の始まりを示唆するとの見方もある。(HC)

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