遠州トラックが上場来の高値を更新、アマゾンからの業務受託など材料視

株式市場 銘柄

■ヤマト運輸がアマゾンの即日配送を撤退とされ思惑広がる

 遠州トラック<9057>(JQS)は10日、大幅続伸の始まりとなり、取引開始後に20%高の1585円(260円高)まで上げて株式分割など調整後の上場来高値1577円(2017年3月)を更新した。ネット通販大手アマゾン・ジャパンの物流を受託しており、前週、ヤマトホールディングス<9064>(東1)のヤマト運輸がアマゾンの当日配送サービス業務から撤退する方針を固めたと伝えられ、連想が拡大しているようだ。

 業績は好調で、2018年3月期に向けて最高益を連続更新するとの見方がある。PERは16倍前後になり、たとえばセイノーホールディングス<9076>(東1)のPER15倍台などとの比較で割安感はないが、最高値に進んだため値動きが一段と軽くなる可能性が言われている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る