【注目銘柄】じげんは17年3月期増額修正を好感して急反発、13年の上場来高値目指す

注目銘柄

 じげん<3679>(東マ)に注目したい。求人や不動産など各種情報サイトを一括検索する集約サイトを展開している。17年3月期大幅増収増益予想で、さらに4月14日には業績予想の増額修正を発表した。これを好感して4月17日の株価は急反発し、本日18日は1240円まで上げている。さらに13年12月の上場来高値を目指す展開が期待される。

 17年3月期連結業績予想は、売上高を9億50百万円増額して16年3月期比50.1%増の75億50百万円、営業利益を2億20百万円増額して同41.1%増の22億70百万円、経常利益を2億62百万円増額して同43.5%増の23億円、純利益を1億20百万円増額して同41.3%増の12億70百万円とした。

 求人領域ではアルゴリスム変更によるアグリゲーションメディアのコンバージョンレート改善やリジョブを中心とする特化型メディアの顧客数増加、生活領域ではメディア顧客との提携が順調な自動車分野アグリゲーションメディアの単価およびコンバーションレート改善が想定以上だった。本社移転や三光アドの株式取得関連といった一過性費用などを吸収して大幅増益予想である。

 株価は3月の戻り高値1230円から反落して4月12日の1034円まで調整したが、17年3月期業績予想増額修正を好感して4月17日は終値で1200円まで急反発し、本日18日は1240円まで上げている。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。好業績を再評価して16年7月の戻り高値1375円、さらに13年12月の上場来高値2070円を目指す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る