三愛石油は17年3月期連結業績予想の修正を発表

■売上高は前回予想を下回る見込みであるが、利益面は上回る

 石油・LPガス卸大手の三愛石油<8097>(東1)は、17年3月期連結業績予想の修正を発表した。

 売上高は、石油製品の販売数量の減少や販売価格の下落により、連結、個別ともに当初の予想を下回る見込み。また、利益面については、羽田空港における航空燃料取扱数量が増加したことや連結子会社の業績が好調に推移したことなどにより、当初の予想を上回る見込みであることから業績の修正となった。

 17年3月期連結業績予想は、売上高は前回予想を950億円下回る6550億円(増減率12.7%減)、営業利益は12億円上回る89億円(同15.6%増)、経常利益は15億円上回る98億円(同18.1%増)、純利益は5億円上回る59億円(同9.3%増)と上方修正した。

 16年3月期比では、売上高12.3%減、営業利益42.6%増、経常利益37.7%増、純利益10.5%増と減収ながら増益となる。

 一株当たり純利益は前期の74円51銭から83円41銭になる見込み。

 同社の株価指標は、PER11.58倍、PBR0.86倍、配当利回り2.07%。

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