加藤製作所は営業利益など大幅回復の見込みが好感され年初来の高値

株式市場 銘柄

■売上高も前期の2%減に対し今期は22%の増加を見込む

 加藤製作所<6390>(東1)は15日の後場、3270円(225円高)で始まり、前場に続き約3ヵ月ぶりに年初来の高値を更新して出来高も増勢となっている。12日に2017年3月期の連結決算を発表し、営業利益は前期比46%減だったが今期・18年3月期の予想は76%の増加を見込むとしたことなどが好感されている。

 17年3月期の連結売上高は前期比2.3%減だったが、今期は21.7%の増加を見込む。同様に経常利益も51.6%減だったが今期は85.5%増の見込みとした。V字型というよりもJ字型の急回復になるため注目が強まった。予想1株利益は256円ちょうどのため、株価水準はPER13倍前後。類似銘柄との比較では割安感が強い。(HC)

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