【今日の言葉】景気回復は西の関西から

今日の言葉

『景気回復は西の関西から』=GDPの6割程度を占める個人消費が停滞している。代表的指標の全国83社、238店舗の百貨店売上は今年3月に消費税駆込み需要で25.4%の高い伸びを示した後は4月から10月まで7カ月連続の減少となっている。

ただ、8月に減少率が0.3%と縮小したことで夏場以降消費は回復し、同時に7~9月GDPも回復するという多くの民間調査機関が判断する根拠の一つとなったようである。しかし、消費者心理は甘くなかった。結果、7~9月のGDPはマイナスとなって結局、消費税10%は延期せざるを得なかった。

その百貨店売上において大阪地区だけは7、8、9,10月と4カ月連続の増加で10大都市においては唯一の好調ぶりを示している。商いの街、大阪は消費税の反動を4~6月で吸収したということだろう。また、関西には株投資家も多く10月以降の株高効果も大いに期待されるところであり11月分の百貨店売上数値発表が楽しみである。先ず、関西系のデパート株に注目したい。

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