ANAホールディングス葉年初来の高値、原油高やテロなど逆風だが投資評価高い

ANAホールディングス ANA 9202

■証券会社による目標株価の引き上げが相次ぐ

 ANAホールディングス<9202>(東1)は30日の後場一段と強い相場になり、14時50分にかけて362.9円(9.4円高)まで上げて年初来の高値を更新した。前日比変わらずを1日加えると5日続伸。このところ証券会社による積極判断が続いており、24日付では三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を従来の410円から470円に引き上げたと伝えられ、30日はJPモルガン証券が430円から450円に引き上げたと伝えられた。

 このところは原油価格が再び上向き、北朝鮮のミサイル発射や欧州でのテロなど、旅客航空会社には逆風が吹いている。日本航空<9201>(東1)は上値が重い展開が続いている。しかしANAホールディングスはこうした中で強いため、値動きの強さ自体が注目材料になるとの見方も出ていた。(HC)

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