井村屋グループ連日高値、「大台」達成だが今世紀最大の相場を期待する様子も

株式市場 銘柄

■シーズン性強く気象庁の3ヵ月予報など材料視

 井村屋グループ<2209>(東2)は30日の後場寄り後に一段と強含んで11%高の2535円(247円高)まで上げ、上場来の高値を連日更新している。フランスのチーズメーカーとタイアップしたクリームチーズアイスなど、競争力の強い商品があり、業績は今期も最高益を更新する見通し。気象庁が24日発表した6~8月の3ヵ月予報によると、今年の夏は全国的に平年より気温が高くなるとされているため注目度は高いようだ。

 次第に上昇ピッチが強まる展開になっており、シーズン性の強い銘柄として短期回転売買の資金が増えてきたとの見方が出ている。株価2500円台は、会社側の今期予想1株利益83円78銭をベースにしたPERで30倍台。ともに「大台」という点ではキリのいい水準のため、2500円どころでいったんは「大台固め」に転じるとの予想があるが、一方で、一部には、月足チャートをさかのぼりながら今世紀(2000年以降)最大の大相場に発展する様相を見せてきたと注目する様子もある。(HC)

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