【株式市場】日経平均は10日ぶりに反落し206円安、1ドル123円台へ円安進む

◆日経平均は2万7943円89銭(205円95銭安)、TOPIXは1973.37ポイント(8.10ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億1024万株

 3月28日(月)後場の東京株式市場は、円相場が日銀の国債指値買いオペを受けて1ドル123円台に入ったことなどを受け、ホンダ<7267>(東1)などが一段ジリ高となり、石油元売り株も業績予想を増額修正したENEOS<5020>(東1)が先導する形で一段ジリ高傾向となった。一方、前場の高値を上回る銘柄は少ないとされ、資源関連株は全般軟調。日経平均は徐々にダレ模様となり、大引けは下げ幅200円台で10日ぶりの反落となった。TOPIXは2日続落。

 後場は、キヤノン<7751>(東1)が一段と強含み、19年連続でレンズ交換式デジタルカメラの世界シェアNo.1達成との発表など材料視。ナガホリ<8139>(東2)は引き続き宝石、貴金属高が追い風とされ連日大幅高。2月17日上場のエッジ・テクノ<4268>(東マ)は大幅増益予想の業績動向と値動きの良さなど言われて上場来の高値を更新。レーサム<8890>(JQS)は3月末に発行株数の19.53%の株式を消却することなどが材料視され高値を更新して推移。

 3月28日新規上場のメンタルヘルステクノロジーズ<9218>(東マ)は午前10時12分に880円(公開価格の40%高)で初値がつき、高値は前場の935円、安値は後場の786円だったが終盤に切り返して大引けは897円となった。

 東証1部の出来高概算は11億1024万株(前引けは5億9008万株)、売買代金は2兆5820億円(同1兆3824億円)。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は795(前引けは774)銘柄、値下がり銘柄数は1275(同1290)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、石油石炭、空運、保険、その他金融、水産農林、不動産、倉庫運輸、鉱業、ゴム製品、輸送用機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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