【株式市場】日経平均は38円高で4日ぶり反発、上場2日目の東京メトロは小反落、TOPIXは小安い

◆日経平均は3万8143円29銭(38円43銭高)、TOPIXは2635.57ポイント(1.39ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億1565万株

 10月24日(木)後場の東京株式市場は、円相場が1ドル152円台の円安で推移した割にホンダ<7267>(東証プライム)などの自動車株が軟調で、トランプ氏が大統領に就けば日本車に逆風との予想があるもよう。鉄鋼、建機、タイヤ株なども軟調。半面、レーザーテック<6920>(東証プライム)やアドバンテスト<6857>(東証プライム)は水準を一段上げて売買され、前引けにかけてダレたソニーG<6758>(東証プライム)なども再び上げ幅を拡げた。上場2日目の東京メトロ(東京地下鉄)<9023>(東証プライム)は前場上値を追う場面があったが伸びきれず小反落。日経平均は中盤に一時軟調になる場面があったが大引けにかけては堅調で4日ぶりに反発。一方、TOPIXは戻しきれず4日続落となった。

 後場は、航空電子<6807>(東証プライム)が一段と上げ23日発表の四半期決算など好感、ジンズHD<3046>(東証プライム)はみずほ証券による目標株価の大幅な引き上げを受けて水準を一段上げて推移。アスコット<3264>(東証スタンダード)は終日ストップ高買い気配を続け業績予想の大幅増額を好感。大丸エナウィン<9818>(東証スタンダード)は14時に発表した四半期決算を受けて大引けにかけて尻上がり。プロディライト<5580>(東証グロース)はM&Aが材料視され一段と上げストップ高。セレンディップHD<7318>(東証グロース)もM&Aが材料視され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億1565万株(前引けは8億6227万株)、売買代金は3兆7099億円(同1兆8433億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は596(前引けは442)銘柄、値下がり銘柄数は980(同1145)銘柄。

 東証33業種別指数は10業種(前引けも10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電気機器、その他製品、倉庫運輸、食料品、その他金融、サービス、建設、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る