【株式市場】材料株の売買が活発で上場2日目の2銘柄は両方ともストップ高

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万8359円53銭(86円99銭高)、TOPIXは1474.98ポイント(8.99ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億2237万株

チャート4 3日後場の東京株式市場は、中国の株式市場が抗日記念日の祝日で3、4日と休場のためか、株価指数の先物を大きく動かすような売買が見られず、材料株の個別物色が目立つ相場となった。日本通信<9424>(東1)はスマートフォンなどのサイバーセキュリティ対策としては世界初の侵入検知システムを発表してストップ高。日経平均はNY株の急伸を好感して朝方に386円17銭高(1万8481円57銭)まで上げたが、後場は値を消しながらその余韻を保つような値動きとなった。

 後場は、日本金属<5491>(東1)が引き続き消費電力を大幅に低減させる極薄鋼板などを材料に急伸して3日連続の高値更新となり、科研製薬<4521>(東1)はディフェンシブ性のある薬品株の中で業績が良く値幅妙味も強いとされて急伸。santec<6777>(JQS)医療機器事業への進出などが好感されてストップ高。上場2日目のSTUDIOUS(ステュディオス)<3415>(東マ)ベステラ<1433>(東マ)は両銘柄ともストップ高。

 東証1部の出来高概算は22億2237万株(10億996万株)、売買代金は2兆3717億円(同1兆1354億円)。1部上場1895銘柄のうち、値上がり銘柄数は963(同1496)銘柄、値下がり銘柄数は822(同293)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは全業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、ガラス・土石、上方・通信、非鉄金属、金属製品、鉱業、医薬品、輸送用機器、などとなった。

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