セルシードの軟骨細胞シートに関する評価手法開発が国立研究開発法人の事業に採択される

■同社を代表機関として東海大学、DNAチップ研究所と開発を推進

 再生医療のバイオベンチャー、セルシード<7776>(JQG)は19日の夕方、AMED(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)の2017年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業(再生医療等の産業化に向けた評価手法等の開発)」に、同社を代表機関とし、東海大学およびDNAチップ研究所<2397>(東2)を分担機関とした研究開発項目が採択を受けたと発表した。

 事業課題名は「同種軟骨細胞シートのための有効性品質評価手法の開発」。事業概要は、セルシードならびに東海大学と株式会社DNAチップ研究所が、同種軟骨細胞シートにおける有効性を評価する手法の技術開発を進めるもの。事業期間は最長2年程度(契約締結日から2019年3月)。

 セルシードは、当該契約締結後、17年第3四半期より当該事業に係る研究開発費などを計上し、本件実施に伴う補助金収入(営業外収益)などを見込むことになる。これが同社業績に重大な影響を与えることが判明した場合は速やかに開示するとした。

 19日の株価終値は535円(4円高)だった。この3ヵ月ほどは520円前後で推移し、下値固めの展開が続いてきたが、6月中旬からは持ち直している。テクニカル的な見方をすると、6月中旬に5日移動平均を上回り、続いて25日移動平均も上回ったため、経験則では「様子見」から「買い」に転換したと見ることができるとされる。(HC)

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