マルマエの8月末の受注残高は、半導体分野は出水事業所の稼働が上がり始め、出荷検収が順調に進む

■半導体分野は対前年同月増減率では22.4%増の6億75百万円

 マルマエ<6264>(東2)は15日、8月度月次受注残高を発表した。

 同社の18年年8月末の受注残高は、半導体分野では、受注に停滞感が出ているなかで出水事業所の稼働が上がり始め、出荷検収が順調に進んだことから、対前月増減率は8.9%減、対前年同月増減率では22.4%増の6億75百万円となった。

 FPD分野でも、出荷検収は高水準に推移しながらも、中小型有機ELパネル向けを中心に受注が停滞したことから、対前月増減率は25.5%減、 対前年同月増減率では10.7%減の2億39百万円であった。

 その他分野においては、金額としては大きくはないが、スマートフォン向けの装置部品や、試作品レベルながらも中国向けで太陽電池製造装置の真空パーツを受注している。受注残高は37百万円となり対前月増減率は388.3%増となった。

 これらの結果、18年8月末の受注残高は、対前月増減率11.0%減、対前年同月増減率16.2%増の9億53百万円となった。

■一部エンドユーザーのメモリ向け投資は拡大

 今後の見通しについては、半導体分野では、一部エンドユーザーのメモリ向け投資は拡大しており、受注には消耗品受注も多く、新規装置の停滞ほどには受注は落ちない見込み。また、複数顧客のフォーキャスト情報から9月を底に再拡大傾向が出始める見込みがある。しかしながら、同社は出水事業所の稼働に伴い生産力が大きく向上していることもあり、数ヶ月間は生産量の伸びに対する受注の伸びが不足することで受注残は低下傾向となる可能性がある。

■新規受注につながる試作品の受注拡大に注力

 そのような環境下であるが、新規受注につながる試作品の受注拡大に注力し受注拡大を図る。また、FPD分野では、中小型パネル向けは停滞しながらも大型液晶パネル向けについては順調に推移していることから、大型パネル向けに受注品種を転換していく方針であるが、受注が切り替わる数ヶ月間の受注残については停滞傾向となる見通しを持っている。その他分野は、同社生産キャパの空きを活用し、スマートフォン向けの装置部品に若干の伸びが見込まれることと、太陽電池向けにも量産品受注に向けた営業活動を行っていく方針。

 ちなみに、今期18年8月期業績予想は、売上高45億20百万円(前期比48.9%増)、営業利益12億60百万円(同64.7%増)、経常利益12億40百万円(同68.2%増)、純利益8億70百万円(同61.5%増)と大幅増収増益を見込む。

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