【株式評論家の視点】富士ソフトサービスビューロはBPOサービスが順調な伸び、連続最高益予想で割安感

株式評論家の視点

 富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQS)は、昨年3月15日に東京証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に上場。同社は、官公庁や金融業界向けのデータエントリー(電算入力)の専門会社として1984年にサービスを開始した後、顧客の業務効率化、合理化のニーズに的確に応えるよう、積極的に事業領域の拡大を図り、現在ではコールセンター・BPO・ITをフルパッケージで提供する「トータル・アウトソーシング企業」として、サービスの付加価値向上に取り組んでいる。

 同社では、4月1日に、ヒューマン・リソースを管理する組織として「HR管理部」を新設。 多様化する働き方改革、働きやすい職場作りを推進することで、社員が最大限活躍できる施策に取り組むとともに、 人材ビジネスを展開する上で直面する人材獲得競争の激化、優秀な人材の確保など人的資源に関わるリスクにも対応している。 また、大型案件で培ってきたノウハウを活かし、「価格」だけではなく「専門性」「品質」に重点を置いた 「特化型コールセンターを中心としたBPOサービス」を推進し、競合先との差別化を図っている。

 今18年3月期第2四半期業績予想は、売上高43億3800万円(前年同期比17.0%増)、営業利益4000万円(同30.7%増)、経常利益4000万円(同30.1%増)、純利益2900万円(同42.1%増)を見込む。

 今18年3月期業績予想は、売上高94億円(前期比10.0%増)、営業利益2億9000万円(同7.3%増)、経常利益2億9000万円(同2.0%増)、純利益2億1000万円(同0.2%増)と連続最高益更新を見込む。年間配当予想は、期末一括20円継続を予定している。

 株価は、昨年6月24日につけた上場来の安値567円を底に本年6月5日高値1020円と上昇。高値圏でモミ合っていたが、同19日に1050円と買われ年初来の高値を更新している。モミのコールセンター、BPO業界においては、人口減少に伴う慢性的な人材不足とネット社会のさらなる進展により、企業における業務改革や効率化、コスト競争力強化のためのBPOサービスを利用する企業の増加が続くと見込まれており、今後も順調な伸びが期待される。連続最高益更新見通しで、今期予想PER11倍台と割安感がある。13週移動平均線がサポートする形で上昇基調を強めており、昨年3月15日につけた上場来の高値1170円奪回から一段高へ向う公算大。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■オーダーメイド開発と人材リスキリングで業務変革を伴走支援  ベルシステム24ホールディングス<6…
  2. ■調査件数拡大と効率化で追徴税額1431億円  国税庁は12月、令和6事務年度における所得税および…
  3. ■企業の6.5%がクマ出没による業務影響と回答、宿泊業で4割に迫る  東京商工リサーチ(TSR)は…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  2. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  3. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  4. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…
  5. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  6. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る