ネットワークバリューコンポネンツの13日発表の今期業績予想が増収大幅増益であることから、株価の反発が予想される

株式市場 銘柄

ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)の株価は、11月12日の年初来高値8500円をピークに2月に入っても下降トレンドが継続している。ところが、13日発表の今期15年12月期業績予想が増収大幅増益であることから、株価の反発が予想される。

同日発表された前期14年12月期連結業績は、売上高28億81百万円(前年同期比15.3%増)、営業利益28百万円(同49.7%減)、経常利益8百万円(同77.2%減)、純利益66百万円(前年同期△1億02百万円)であった。最終利益は、投資有価証券売却益を計上したことで大幅増益となった。

前期は、ニュータニックス社の仮想インフラアプライアンス製品やニクサン社のハイエンド・リアルタイム・ネットワーク監視ソリューション等の新製品の立ち上げに積極的に取り組んだ。また、米スレットストップ社のリアルタイムのIP及びドメインレピュテーションサービスの販売や企業内のセキュリティ対策チームをバックアップする「NVCプライベートSOC運用支援サービス」を開始し、製品・サービスの双方において、セキュリティ関連商材の充実を図った。

今期については、先端的なネットワーク関連商品の投入、パートナーとの協業強化、自社サービスの推進といった活動を通じて、引き続きセキュリティ、モバイル、クラウドの3分野での事業展開に注力する。パートナーとの協業関係は、着実に伸展しており、受注への寄与としてその成果が現れつつある。

15年12月期連結業績予想は、売上高30億81百万円(前期比6.9%増)、営業利益1億76百万円(同511.4%増)、経常利益1億57百万円(前期8百万円)、純利益89百万円(前期比36.0%増)と大幅増益が見込まれる。

売上高30億円以上は連結決算となって初めてとなる。同社の提供するサービスに手応えを感じているものと思われる。

13日の終値は前日比135円安の2930円と昨年10月3日以来の2000円台で引けた。13日の終値は13週移動平均線から大きく乖離し、26週移動平均線も下回っていることから売られ過ぎ感が強い。今期大幅増益を支援材料として反発の局面といえる。

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