【株式市場】日銀とECBの金融政策会合による円高が影響し日経平均は軟調だが材料株など強い

株式

◆日経平均の前引けは2万93円57銭(51円02銭安)、TOPIXは1628.48ポイント(4.53ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億5147万株

チャート15 21日(金)前場の東京株式市場は、20日に開かれた日銀とECB(欧州中央銀行)の金融政策会合などを受けて1ドル111円台の円高になったことなどが影響し、トヨタ自動車<7203>(東1)などが安く始まり、日経平均は取引開始後に61円80銭安(2万82円79銭)まで軟化した。ただ、その後は円が安くなる場面もあり、円高が進まず、精密株などが総じて堅調。日経平均も持ち直し、前引けは51円02銭安(2万93円57銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 三菱電機<6503>(東1)が国際的なSRI(社会的責任投資)銘柄指数への採用などを材料に活況高となり、児玉化学工業<4222>(東2)はトヨタの新型「カムリ」への採用などが好感されて2日連続ストップ高。メタップス<6172>(東マ)は前週発表の四半期決算への評価が再燃とされて再び急伸。上場2日目のクロスフォー<7810>(JQS・売買単位100株)はジュエリー・アクセサリーの輸入・製造・販売などを行いストップ高。

 東証1部の出来高概算は7億5147万株、売買代金は9430億円。1部上場2025銘柄のうち、値上がり銘柄数は722銘柄、値下がり銘柄数は1141銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は3業種にとどまり、電気機器、機械、精密機器が高い。

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