【株式市場】日経平均は185円安、海運株など強く朝方の290円安を下値に切り返す

東京証券取引所

◆日経平均は2万7750円67銭(184円95銭安)、TOPIXは1927.75ポイント(8.99ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億4412万株

 12月2日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの462ドル安や早朝の1ドル112円台への円高再発を受け、日経平均は取引開始直後に290円66銭安(2万7644円96銭)まで下押したが、その後は持ち直して推移した。円相場が早々に軟化したこともあり、自動車株が寄り後を安値に回復し、川崎汽船<9107>(東1)などの海運株はコロナ禍で市況が高騰したため「オミクロン」は怖くないとかで軒並み高い。帰国便の予約中止となった空運株も日本航空<9201>(東1)などは朝方を下値に回復傾向となった。

 メタルアート<5644>(東2)が大きく出直り、好業績に加え電機自動車時代の自部品メーカーとの評価などで活況高。メドレックス<4586>(東マ)はワクチンマイクロニードル補助金が注目され急反発。テリロジー<3356>(JQS)は業務提携など好感されて一時ストップ高。

 新規上場ののむら産業<7131>(JQS)は取引開始から12分後に1113円で初値がつき、その後は低調で前引けは1012円。公開価格1210円。

 東証1部の出来高概算は6億4412万株、売買代金は1兆4765億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は945銘柄、値下がり銘柄数は1145銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種が値上がりし、海運、電力ガス、倉庫運輸、ゴム製品、医薬品、その他製品、保険、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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