【株式市場】米GDP発表を控え円高基調のため日経平均は2万円を割るが好業績株は強い

株式

◆日経平均の終値は1万9959円84銭(119円80銭安)、TOPIXは1621.22ポイント(5.62ポイント安)、出来高概算(東証1部)は20億2809万株

チャート14 28日後場の東京株式市場は、4~6月の四半期決算発表銘柄が次第に増えてきたほか、日本時間の今夜、米国のGDP(国内総生産)の発表を控え、やや円高が進行。前引けは堅調だったトヨタ自動車<7203>(東1)が取引開始後から軟調になり、日経平均も下値模索方となって前場の安値を割り込み、14時30分頃には153円04銭安(1万9926円60銭)まで軟化した。終値での2万円割れは7月25日以来。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも安い。

 後場は、デンソー<6902>(東1)が前引け間際に発表した第1四半期決算と業績予想の増額などを好感して一段高。正午に発表したインフォコム<4348>(JQS)も急伸。sMedio(エスメディオ)<3913>(東マ)はAI(人工知能)を駆使した表情認識エンジンの実証試験に関する期待が再燃とされて一段高。

 出来高概算は20億2809万株(前引けは9億2791万株)、売買代金は2兆7735億円(同1兆2041億円)。1部上場2022銘柄のうち、値上がり銘柄数は807(同766)銘柄、値下がり銘柄数は1087(同1098)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は15業種(前引けは14業種)となり、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、精密機器、食料品、不動産、建設、水産・農林、陸運、などとなった。(HC)

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