【株式市場】日経平均は414円安、国内金利の再上昇や月曜祝日など手控え要因になり3日続落

◆日経平均は3万9190円40銭(414円69銭安)、TOPIXは2714.12ポイント(21.80ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億3622万株

 1月10日(金)後場の東京株式市場は、前日午後に低下した国内金利が再び強張ったことや週明け月曜日が祝日になることなどで様子見姿勢があり、日経平均は13時頃から14時頃にかけて前場の安値3万9166円05銭(439円04銭安)に接近しながら一進一退を続け、大引けは多少持ち直した程度で3日続落となった。前場ほとんど軟調だったセブン&アイHD<3382>(東証プライム)が急激に上げ、新たに米投資会社が買収に参加との報道を材料視。不動産株は終日目立たなかったが三井不<8801>(東証プライム)は大引け前5分間の板寄せで急に上げて高い。

 後場は、イートアンドHD<2882>(東証プライム)が一段と上げ四半期決算など好感。三光合成<7888>(東証プライム)や久光製薬<4530>(東証プライム)は値上がり率上位のまま前場の上げ幅を保って推移し四半期決算や業績予想の増額など好感。フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)も一段ジリ高となりマイナカードの機能拡大観測報道に加え新株予約権の行使促進期待などある様子。フェスタリアHD<2736>(東証スタンダード)は15時に発表した株式分割と四半期決算を受けて急伸し大引けストップ高。アクセルマーク<3624>(東証グロース)は後場次第高となって反発幅を広げ、信用取引規制の発動に対し「一次規制(最初の規制)は買い」の経験則で強気の様子。エコモット<3987>(東証グロース)は一段高のストップ高となり⼦会社の再⽣可能エネルギー発電事業拡大など連日材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は17億3622万株(前引けは9億1491万株)、売買代金は4兆2835億円(同2兆2780億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は438(前引けは668)銘柄、値下がり銘柄数は1132(同900)銘柄。

 東証33業種別指数は4業種(前引けは10業種)の値上がりにとどまり、その他製品、金属製品、精密機器、水産農林、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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