伊藤忠テクノソリューションズは2001年以来の高値、営業利益38%増加など好感

株式市場 銘柄

■ベルシステム24とAIによる自動音声対応を実現するサービスの開発にも取り組む

 伊藤忠テクノソリューションズ<4739>(東1)は4日、4075円(220円高)まで上げて2001年以来の高値に進み、10時30分を過ぎても4065円前後で推移。値上がり幅で東証1部銘柄の10位前後に躍進する場面があった。3日の取引終了後に第1四半期(4~6月、国際会計基準)の連結決算を発表し、営業利益が前年同期比38%増加したことなどが好感されている。

 第1四半期は、サービスビジネス、開発ビジネス及び製品ビジネス、すべてにおいて増加し、売上高に相当する売上収益は前年同期比4.4%増加した。3月通期の連結業績見通しは据え置き、売上収益は前期比4.2%増の4250億円、営業利益は同4.4%増の325億円、税引前利益は同4.2%増の326億円、株主に帰属する純利益は同2.9%増の225億円、1株利益は194円61銭。

 2017年7月3日付で、100%子会社のCTCファーストコンタクト株式会社をベルシステム24ホールディングス<6183>(東1)との合弁会社化することを決定。更に、ベルシステム24とは、AI(人工知能)を活用したコンタクトセンターでの自動音声対応を実現するサービス「BellCloud AI for IVR」の共同開発にも取り組んだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る