新日本理化が後場一段高、仕手色の強いイメージに業績拡大が加わり注目度増す

株式市場 銘柄

■新たに業績重視の投資家層が加わり参入してくる期待

 新日本理化<4406>(東1)は16日の後場一段高となり、13時にかけては17%高の269円(39円高)まで上げ、7月下旬につけた2015年以来の高値284円に迫っている。10日に第1四半期(4~6月)の連結決算を発表し、第2四半期、通期の予想を増額修整。以後、断続的に上値を追う相場になった。

 仕手色の強いイメージがあり、2011年から12年にかけては100円前後から1200円台まで大化けし、最近も17年7月下旬に160円台から280円台まで急伸した。このため、動き出すだけで注目されて買いが集まる傾向があるとされる。直近は、こうした銘柄特性に業績拡大という要素が加わってきたため、これまで乗らなかった投資家層の参入も見込めると期待する様子がある。16日の上げが業績重視の投資家層によるものかどうかはわからないが、新たな投資家層の参入が注目されている。(HC)

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