イノテックが9日続伸、事業譲渡や投資会社の接近が材料視される

株式市場 銘柄

■事業の選択と集中を進めている様子あり業績再拡大の期待

 半導体設計用(EDA)ソフトなどのイノテック<9880>(東1)は8日、9日続伸基調となって980円(38円高)まで上げ、5日続けて東証1部に昇格した2011年以降の高値を更新した。7日付で、HDD販売事業を佐鳥電機<7420>(東1)に譲渡することを発表したほか、7日までに旧・村上ファンドの関係者が運営する投資会社「レノ」などが株式を5.68%取得したと日経QUICKニュースが伝え、注目が強まった。

 第1四半期(2017年4~6月)の連結業績は、EDA関連事業で大手顧客向け販売権を移管した影響などがあり、営業利益が前年同期比68%減少するなど全体に減益だった。だが、このところ事業の選択と集中を進めている様子があり、事業構造の変化とともに業績の再拡大を展望する投資家は少なくないようだ。(HC)

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