資生堂はストップ安、自社株買いなど発表したが第2四半期の営業赤字など影響

株式市場 銘柄

■今12月期の連結業績予想は全体に据え置く

 資生堂<4911>(東証プライム)は8月8日、売り気配で始まった後ストップ安の3810円(700円安)で始値をつけ、午前10時半にかけてもこの値段で売買され、一段安となっている。7日の15時に発表した第2四半期連結決算(2024年1~6月・累計、中間期)で営業利益が赤字となり、自己株式の取得(自社株買い)と株主優待のアップグレードも発表したが、売り先行となった。もっとも、きょうは31%増益決算だったコーセー<4922>(東証プライム)も急反落し一段安となっている。

 資生堂は今12月期の連結業績予想を全体に据え置いた。一部報道では、11月末に抜本的な対応策を含めた新たな経営戦略を発表すると伝えられている。

 自社株買いは、30万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.07%)、18億円を各上限として、2024年8月8日から同年8月30日までの予定で実施するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る