【株式市場】機械受注などが好感され日経平均は一時292円高まで上げ5日ぶりに1万9500円台を回復

株式

◆日経平均の終値は1万9545円77銭(270円95銭高)、TOPIXは1612.26ポイント(18.72ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億9864万株

チャート4 11日後場の東京株式市場は、朝方の円安基調が一服したため、日産自動車<7201>(東1)などが前場に上げた水準で一進一退となり、日経平均も前場の高値1万9567円03銭(292円21銭高)に近い水準でもみ合った。しかし、前場に続いて朝発表された機械受注などが好感され、大引けでの1万9500円台回復は9月4日以来5取引日ぶりとなった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、円安基調の一服にもかかわらず任天堂<7974>(東1)などが一段と強張る場面があり、大泉製作所<6618>(東マ)は温度センサーとEV(電気自動車)時代の本格到来機運を関連づける動きがあるようで高値を更新。ANAP<3189>(JQS)は今8月期に完全黒字化の見通しで業績変化妙味が再燃とされて何度もストップ高。

 東証1部の出来高概算は14億9864万株(前引けは7億4774万株)、売買代金は1町9899億円(同9743億円)。1部上場2026柄のうち、値上がり銘柄数は1617(同1744)銘柄、値下がり銘柄数は331(同216)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、電気機器、医薬品、金属製品、パルプ・紙、卸売り、ガラス・土石、化学、輸送用機器、証券・商品先物、など。値下がりした業種は倉庫・運輸、鉱業だった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る