味の素が後場一段と強含む、「国内調味料・加工食品生産体制を再編」を好感

味の素 2802

■対象事業の事業利益率を2%向上させ労働生産性を現状の約2倍に高める

 味の素<2802>(東1)は29日の後場一段と強含み、14時を過ぎて2199.0円(38.5円高)まで上げて出直りを強めている。29日付で、「国内調味料・加工食品生産体制を再編」と発表し、注目されている。

 発表によると、「当社事業所の一部、クノール食品株式会社および味の素パッケージング株式会社の生産体制を集約・再編し、新会社を2019年4月(予定)に発足。併せて当社川崎事業所内、東海事業所内に、自動化等のICT先端技術を活用して飛躍的に効率を高めた新会社の工場を新たに建設。竣工は、東海事業所内が2019年度下期、川崎事業所内が2021年度上期の予定」。

 2022年度以降、年間約70億円EBITDAを改善し、対象とする事業の事業利益率を約2%向上させ、2021年度に生産工場における労働生産性を現状の約2倍に高める。また、原料・中間製品の在庫圧縮を図るなどによって資産効率の大幅向上を進めるとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る