【株式市場】政党間の合従連衡が気になり日経平均は小幅安だがマザーズ指数などは高い

株式

◆日経平均の終値は2万356円28銭(6円83銭安)、TOPIXは1674.75ポイント(1.42ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億3136万株

■3銘柄が新規上場しテックポイント・インクはストップ高

チャート14 29日後場の東京株式市場は、土・日に政党間の合従連衡が進む可能性があるため、売買を手控える雰囲気があった一方、9月の最後の取引日のため、株式運用ファンドなどが評価額を保つ目的で主力株にドレッシング(味付け買い)を行う期待が言われ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<7306>(東1)などが一段強含んだ。日経平均は徐々に持ち直し、13時30分頃から何度か前日比プラス圏に浮上。終値は6円安にとどまった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 29日は3銘柄が新規上場となり、東証1部に直接上場となった西本Wismettac(ウィズメタック)ホールディングス<9260>(東1・売買単位100株)は、9時15分に公開価格4750円を6%下回る4465円で初値がついた。高値は前場の4475円、大引けは4375円。

 テックポイント・インク<6697>(東マ・売買単位100株)は11時1分に公開価格650円を64.9%上回る1072円で初値がつき、前引け間際に本日の上限の1372円まで上げた。大引けもストップ高の1372円。

 マネーフォワードは<3994>(東マ・売買単位100株)は前場、買い気配のまま売買が成立せず、後場13時3分に公開価格1550円を94.5%上回る3000円で初値がつき、その後3275円まで上げて大引けは3085円となった。

 東証1部の出来高概算は17億3136万株(前引けは6億9572万株)、売買代金は2兆9564億円(同1兆1392億円)。1部上場2030銘柄のうち、値上がり銘柄数は847(同689)銘柄、値下がり銘柄数は1067(同1232)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は12業種(前引けは5業種)となり、値上がり率上位の業種は、医薬品、その他金融、水産・農林、非鉄金属、空運、鉄鋼、証券・商品先物、などとなった。(HC)

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