JVCケンウッドが連日高値、「あおり運転」対策のドライブレコーダーも材料視

株式市場 銘柄

■国立がん研究センターなどとの共同研究も注目される

 JVCケンウッド<6632>(東1)は19日も上値を追い、取引開始後に6%高の354円(20円高)まで上げて昨年来の高値を連日更新した。このところ、高速道路などで「あおり運転」による重大事故が伝えられ、ドライブレコーダーの需要が増加するといった期待がある。また、会社発表の注目材料としては、16日に国立がん研究センターなどと共同でがんの診断などに関する共同研究を開始したとの発表があり、新事業への展開に期待する様子もある。

 2016年の高値は346円、15年の高値は419円。過去の出来高分布などによると、戻り売りの圧迫感は400円台に乗ると強まるとの分析があるが、今期・18年3月期の業績は大きく回復する見通しのため、戻り待ちの売り意向が後退する可能性はある。(HC)

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