【引け後のリリース】オリエンタルランドが1対4の株式分割と長期株主優待などを発表

■3月31日の最終株主の保有株式を1株につき4株の割合で分割

東京ディズニーランド/シーのオリエンタルランド<4661>(東1)は24日の大引け後、3月末の株主を対象とした1対4の株式分割と、これにともなう株主優待制度の配布基準の変更、および長期保有株主を対象とする新たな株主優待制度を発表しました。

株価は2014年4月から長期上昇基調を続け、今年1月に3万2385円まで上げました。直近も3万円をはさんで底堅い展開を続け、長期ジリ高基調の中で小休止といったところです。1月の入場者数が同月としては過去最高となるなど、いぜん人気は高く、この小休止は3月期末の配当や株式分割を受ける目的で絶好の局面かもしれません。ただ、100株単位のため最低投資金額は300万円前後が必要です。分割後は基本的に4分の1になります。
 株式分割は、2015年3月31日(火曜日)を基準日として、同日最終の株主名簿に記録された株主の所有する普通株式を1株につき4株の割合で分割します。現在100株保有する株主は400株を保有することになります。

これにともない、株主優待として3月末と9月末の株主に贈る「1デーパスポート」の配布基準表を変更し、分割を受けて株数が4倍になっても受け取る優待パスポートの枚数は原則的に従来と同じになるようにしました。

また、新たに設ける長期保有株主の優待制度は、現在の株主優待制度に追加して、東京ディズニーリゾートの5周年毎に現在の優待パスポートと同じ条件で使用できる株主用パスポートを贈呈すると発表しました。

たとえば、東京ディズニーリゾート35周年に向けては、2015年9月30日から2018年9月30日までのすべての基準日(9月30日および3月31日)に同一株主番号で当社株式を100 株以上保有されている株主に、所有株式数にかかわらず2枚を2018年12月(予定)に贈呈し、同じく40周年に向けてじっと保有する長期株主にも同様に贈呈する予定としました。

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