日本郵船が続伸、村上世彰氏が関与する投資会社による大量取得など材料視

株式市場 銘柄

■目的は「投資及び経営陣への助言、重要提案」と伝えられ思惑渦巻く

 日本郵船<9101>(東1)は2日、10時過ぎに2506円(60円高)まで上げて戻り高値を更新した。引き続き、「旧村上ファンド代表の村上世彰氏が関与する投資会社のオフィスサポート(東京・渋谷)が、日本郵船株を大量取得したことが31日わかった」(日本経済新聞11月1日付朝刊)などと伝えられ、思惑買いが衰えないようだ。

 報道によると、保有比率は5・12%。目的は「投資及び経営陣への助言、重要提案」としているという。日本郵船の業績は順調で、10月31日に発表した第2四半期決算(1017年4~9月累計、連結)は各利益とも前年同期比で大幅に黒字転換した。また、同日、郵船ロジスティクス<9370>(東1)のTOB(公開買付)による完全子会社化を発表した。TOB価格は1株1500円。(HC)

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