生化学工業が関節症治療剤に関する小野薬品との提携など好感し2015年以来の高値

株式市場 銘柄

■契約一時金として20億円を受領し進捗に応じてロイヤルティを受け取る予定

 生化学工業<4548>(東1)は1日の前場、1999円(53円高)まで上げて一時2015年8月以来の高値に進み、出来高は半日でほぼ8月の一日平均出来高に並ぶ活況となった。1日の取引開始前、同社が開発を進めている変形性関節症治療剤SI-613(以下、「SI-613」)の日本における共同開発、および販売提携に関する契約を小野薬品工業<4528>(東1)と基本合意したと発表。注目が集まった。

 発表によると、この契約により、生化学工業は、小野薬品から契約締結時一時金として20億円を受領するとともに、今後の開発や販売等の進捗に応じて、複数年にわたり最大で総額100 億円のマイルストン型のロイヤルティを受け取る予定。

 今期・2018年3月期の連結業績見通し(7月末の第1四半期決算発表時)は、売上高が前期比2.4%増の303.0億円、営業利益が同17.0%増の15.0億円、純利益は同51.0%増の27.0億円、予想1株利益は47円65銭としている。(HC)

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