ASIAN STARの第3四半期は、不動産賃貸事業が好調に推移したことから、大幅増収増益で黒字転換

■不動産賃貸事業は、所有不動産の増加と中国におけるワンルーム賃貸事業が本格稼働で急拡大

 ASIAN STAR<8946>(JQS)の第3四半期は、不動産賃貸事業が好調に推移したことから、大幅増収増益で黒字転換となった。

 同社は、横浜を地盤として、不動産の販売・監理・賃貸・仲介事業を展開している。また、中国で、サービスアパートメント運営管理事業、ワンルームマンション賃貸事業も行っている。

 セグメント別の業績を見ると、不動産販売事業は、新築戸建ての販売が順調に増加したことから、売上高は4億32百万円(前年同期比89.4%増)、営業利益02百万円(前年同期△01百万円)と大幅増収で黒字転換となった。

 不動産管理事業は、中国のサービスアパートメント管理事業で終了したプロジェクトがあったことにより、売上高3億55百万円(前年同期比13.1%減)、営業利益1億48百万円(同8.3%減)。

 不動産賃貸事業は、所有不動産の増加と中国におけるワンルーム賃貸事業の本格稼働により、売上高3億92百万円(同47.5%増)、営業利益80百万円(同971.7%増)。

 不動産仲介事業は、積極的な営業活動を行ったこと等により、売上高1億57百万円(同8.2%増)、営業利益53百万円(同8.6%増)。

 通期連結業績予想については、その進捗率は低く推移している。第4四半期連結会計期間において更なる不動産販売の売上及び利益を上積みするために鋭意営業活動を継続しているが、その進捗によっては通期の業績が予想数値と大きく異なる可能性がある。第4四半期連結会計期間の業況を慎重に見極めたく、現時点では業績予想を据え置いているが、業績予想を修正する必要があると判断した場合には、速やかに開示するとしている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る