【銘柄フラッシュ】モジュレなど急伸し資生堂や明治HDなど高値更新

株式市場 銘柄

 27日は、日経平均が2000年4月以来15年ぶりの高値水準で月末の週末とあって、ホンダ<7267>(東1)が1.2%安の小反落など、利食い先行の様子がありました。それでも新年度の年金基金の出動への期待や、これを先取る外国人の買いなどに期待が強く、ソニー<6758>(東1)が2.1%高の高値更新となり、内需系では明治ホールディングス<2269>(東1)が5.2%高で高値を更新し、資生堂<4911>(東1)は1.0%高ですが6日続伸で2日連続高値を更新など、各業種の代表格が強い値動きとなりました。日本取引所G<8697>(東1)も5.6%高となり2013年の上場以来の高値を更新しました。

 村田製作所<6981>(東1)がスマートフォン向け好調やウェアラブル端末への期待などから4.2%高となり2001年来の高値を更新し、ファーストリテイリング<9983>(東1)は毎月2日発表の月次動向に期待とされて0.7%高ですが高値を更新。日本駐車場開発<2353>(東1)は好決算が好感されて7.5%高と高値を更新。エンシュウ<6218>(東1)は13.4%高の急伸となり、4輪事業への進出が伝えられたヤマハ発動機<7272>(東1)の取引先ということでヤマ発の2.0%高を大きく越える値上がりとなりました。

 モジュレ<3043>(JQS)は大型商談の受注発表を好感して19.1%ストップ高。ぱど<4833>(JQS)は5.7%高、ピーエイ<4766>(東マ)は25.5%高となり、北陸新幹線の開業効果に期待との見方があり急伸。オールアバウト<2454>(東1)はオンラインゲームのファイブスターズゲームの子会社化を連日好感して19.5%ストップ高。「お家騒動」の大塚家具<8186>(JQS)は委任状争奪戦の思惑や増配を好感し一時2日連続のストップ高となり16.9%高。

 スカイマーク<9204>(監理)は本日が売買最終日(3月1日付で上場廃止)のためどうなるか注目されましたが、民生法申請後の安値10円を保ち、高値22円、安値12円、終値14円となりました。もし100%減資が決定すれば株式価値はゼロになりますが、エアバス社から要求されている違約金の動向によっては価値が残る可能性も捨てきれないようです。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る