日本特殊陶業も「固体電池」が注目されTDKを追うように大きく出直る

株式市場 銘柄

■電解質にセラミックスを使い発電効率が高い固体酸化物形燃料電池

 日本特殊陶業<5334>(東1)は22日、大きく出直って始まり、取引開始後に5%高の2662円(127円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。TDK<6762>(東1)が「世界初の充放電可能なSMDタイプのオールセラミック固体電池」の発表を材料に急伸しており、全固体電池では、特殊陶も「電解質にセラミックスを使い、発電効率が高い『固体酸化物形燃料電池(SOFC)』と呼ぶ製品で、家庭用などで来年にも第1号機種の販売を目指す」(2017年10月24日付の日経産業新聞)と伝えられたことを挙げて注目する動きがある。

 先の四半期決算発表では、3月通期の見通しを配当も含めて上方修正し、業績は好調。11月上旬には野村證券が目標株価を3200円に引き上げ、中旬には東海東京調査センターが同3140円に引き上げたと伝えられた。(HC)

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