【株式市場】機関投資家はお休みとされ日経平均は小高いが材料株などを個別物色

株式

◆日経平均の前引けは2万2945円67銭(34円46銭高)、TOPIXは1829.99ポイント(0.20ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく4億2791万株

チャート5 28日(木)前場の東京株式市場は、NYダウ、NASDAQ総合指数などが3日ぶりに反発したことなどが好感された一方、機関投資家はほとんどお休み入りとの見方があり、個別物色の展開になった。銅の国際市況高を受けて住友金属鉱山<5713>(東1)は2008年以来の高値。しかし、日経平均は11時頃まで前日終値の水準をはさんで一進一退を繰り返し、前引けにかけて43円24銭高(2万2954円45銭)まで強含んで前引けは34円46銭高(2万2945円67銭)となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均も高いが、マザーズ指数は軟調。

 原油や銅の国際市況高を受けて伊藤忠商事<8001>(東1)などの総合商社が強く、メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)は戦略製品「CADA・BOX(カーダボックス)」の導入病院拡大などが好感されて出直り拡大。日本スキー場開発<6040>(東マ)は列島各地での大雪や12月20日まで実施した自社株買いの効果などが言われて高値を更新。

 東証1部の出来高概算は少なく4億2791万株、売買代金は7209億円。1部上場2063銘柄のうち、値上がり銘柄数は1032銘柄、値下がり銘柄数は921銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る