【新春注目銘柄】エンバイオHDは中国の環境規制で恩恵受ける、上場来高値奪回から一段高へ

■上場来高値2581円奪回へ

 中国が、土壌や大気の汚染の規制強化に乗り出し、建設機械や製造ロボットの次は「環境規制の恩恵」が中国関連株のキーワードと指摘され、土壌汚染対策事業や土壌汚染関連機器・資材販売事業、ブラウンフィールド活用事業を行っているエンバイオHD<6092>(東マ)が、折に触れ見直されると期待する。

 同社の主力事業である土壌汚染対策事業では、土壌汚染に関する法制化が急ピッチで進んでいる中国の需要に対応するため、江蘇省南京市を拠点とした現地法人(江蘇聖泰実田環境修復有限公司)にて、日本国内で培ってきた原位置浄化の技術・ノウハウに基づくサービスを展開していることが注目される。

 足元で土壌調査・浄化工事の受注が増加し、今3月期第2四半期営業利益は6億0600万円(前年同期比7.0倍)の大幅増益着地。通期営業利益は6億7200万円(前期比2.6倍)を予想しているが、上振れが十分視野に入る。

 株価は、4月13日の年初来安値612円から11月29日に年初来高値2485円と買われ上げ一服となったが、13週移動平均線がサポートした感があり、トレンドは崩れていない。2014年3月19日につけた上場来高値2581円奪回から一段高へ進むか注目される。(株式評論家・信濃川)

 

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