シチズン時計が13%高、創業100周年の記念配当と業績見通し増額など好感

株式市場 銘柄

■18年3月期末の配当は記念配5円を加えて13.5円の見込みに

 シチズン時計<7762>(東1)は13日、大きく出直って始まり、取引開始後に13%高の850円(95円高)まで上げた。800円台は2月5日以来になる。9日、創業100周年の記念配当(18年3月期末に1株当たり5円を実施し3月期末は計13.5円の見込みに)と第3四半期の連結決算、および3月通期の連結経常・純利益の増額修正を発表し、好感されている。

 第3四半期累計期間(2017年4~12月)は売上高が2442億円(前年同期比2.5%増)、営業利益も222億円(前年同期比22.4%増)となるなど好調に推移した。3月通期の業績見通しは、さらに営業外収益(為替差益)及び投資有価証券売却益などにより、純利益の見通しを従来予想比6%増の170億円(前期比では2.6%増)とした。増額後の予想1株利益は53円41銭。

 株価はPER15倍前後に過ぎなくなるため割安感が強まった。17年1月に889円の高値があるため、全体相場の動向によるが、まずはこの水準を目指す展開が期待されている。(HC)

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