【株式市場】NYダウ大幅高や日銀総裁発言への期待など受け日経平均は一時323円高

株式

◆日経平均の前引けは2万1699円71銭(234円73銭高)、TOPIXは1738.72ポイント(19.45ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億4334万株

チャート13 16日(金)前場の東京株式市場は、NYダウが大幅高の5日続伸となったことなどが寄与した上、キリンホールディングス<2503>(東1)が14日の決算発表などを材料に連日高など好業績株が強く、日経平均は10時ちょうどに323円16銭高(2万1788円14銭)まで上げた。日銀の黒田総裁が10時から衆議院財政金融委に出席すると伝えられ、このところの株安に対して何らかの言及をするといった期待もあった。前引けは234円73銭高(2万1699円71銭)。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 科研製薬<4521>(東1)生化学工業<4548>(東1)が朝方に急伸し、一部で新薬の承認などを審議する厚生労働省の会合に関する報道があったとして思惑視する動きがあったもよう。メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)は今期も2ケタ増収増益の連続最高更新などが好感されて4日続伸。ファンデリー<3137>(東マ)は5ヵ年中期計画を発表し第3四半期の大幅増益などへの評価が再燃し活況高。セルシード<7776>(JQG)も中期計画などが好感されてストップ高まで一時1円に迫った。

 東証1部の出来高概算は6億4334万株、売買代金は1兆2008億円。1部上場2065銘柄のうち、値上がり銘柄数は1862銘柄、値下がり銘柄数は177銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る