ラクーンの今第3四半期は3事業共に増収となり、販管費増をカバーして増収増益

■EC事業の海外流通額は前年同期比77.6%増

 ラクーン<3031>(東1)の今第3四半期は、3事業共に増収となり、販管費増をカバーし、増収増益となった。

 同社は、EC事業、Paid事業、保証事業の3事業を展開している。

 EC事業の主力である「スーパーデリバリー」は、国内、海外共に順調に拡大していることから、国内の流通額は前年同期比3.3%増となった。海外の流通額(SD exportと日本語版サイトでの海外向け流通額の合算)は、SD exportで北米、ヨーロッパ、オセアニア向けの安価な航空便を17年12月より導入したこと等から前年同期比77.6%増と大幅に伸びた。
 「COREC」は、引き続き知名度の向上及びユーザー(サプライヤーとバイヤー)の獲得に注力したことで、1月末のユーザー数は14,892社となった。また、17年12月8日にバイヤーがCORECのシステムに入力した注文情報を、FAXやメールなど他の発注手段用のデータに変換し送信する一連の工程を自動化した部分で特許を取得した。
 費用面については、各サービスの利便性向上のためのシステム開発やサービスサイトのUI/UXの改善、向上を目的としてITエンジニア、Webデザイナーを強化したことによる人件費の増加により、販売費及び一般管理費が増加した。
 以上の結果、EC事業の売上高は12億63百万円(前年同期比5.8%増)、セグメント利益1億61百万円(同4.1%減)となった。

■Paid事業ではAIによる与信審査の導入を開始

 Paid事業については、AIによる与信審査の導入を開始した。加盟企業の取引先企業(Paidメンバー)ごとの詳細な与信判定を瞬時に行えるようになり、各企業の信用度に応じて柔軟に利用限度額を付与することが可能となった。こうした取り組みにより、1月末の加盟企業数は2,600社を超え、取扱高(グループ内の取扱高51億67百万円を含む)は140億23百万円(同17.1%増)。この結果、売上高は3億57百万円(同15.7%増)、セグメント利益は34百万円(同101.1%増)と2倍増となった。

■保証事業の保証残高は前期末比40.9%増

 保証事業は、1月期末では、すべてのサービスの保証残高が増加し、保証残高は、159億86百万円(連結グループ内の保証残高14億22百万円を含む)と前期末比40.9%増。この結果、保証事業の売上高は、5億85百万円(同8.7%増)、セグメント利益1億42百万円(同5.9%増)となった。

 以上の結果、18年4月期第3四半期連結業績は、売上高18億87百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益3億34百万円(同5.3%増)、経常利益3億29百万円(同5.7%増)、純利益2億21百万円(同21.2%増)と増収増益となる。

3事業共に、増収となり、事業拡大のための先行投資により、費用が膨らむものの、全体としては、増益を確保していることから、通期業績予想達成が期待される。

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