DOWAホールディングスが後場一段高、好業績株の選別買いに乗る

株式市場 銘柄

■亜鉛など世界的に需要が拡大し中期計画では「深紫外LED」なども強化

 DOWAホールディングス<5714>(東1)は20日の後場一段と強含み、13時にかけて3970円(150円高)前後で推移。今期・2018年3月期の業績見通しについて、「亜鉛などの金属価格が想定より高く推移したため、製錬事業の採算が大きく改善」(日本経済新聞3月16日付朝刊)と伝えられ、引き続き材料視されている。全体相場がさえない中で業績の好調な銘柄を選別買いする動きも入っているようだ。

 主製品の一つである亜鉛は、世界的に自動車向けや建設向けの需要が増勢となっており、
鉱石ベースの国際市況は、LME(ロンドン金属取引所)で15年末の2倍を超えているとされる。17年11月に策定した中期計画(2018~2020年度)では、メキシコでの亜鉛鉱⼭の建設・操業開始、インドでの熱処理⼯場建設などを推進するほか、ヘルスケアセンサなどに向けた新規LEDの開発・量産化、医療・殺菌向け深紫外LEDの拡販、導電材料のラインナップ拡充なども進め、計画到達年度の連結営業利益を450億円(18年3月期の見込みは340億円)を目指す。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る