オープンハウスは高値圏で堅調、18年9月期大幅増収増益・増配予想

株式市場 銘柄

 オープンハウス<3288>(東1)は、戸建住宅販売を主力とする不動産デベロッパーである。18年9月期大幅増収増益・増配予想である。株価は高値圏で堅調に推移している。日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。

■狭小地の戸建住宅に強みを持つ不動産デベロッパー

 戸建住宅販売を主力とする不動産デベロッパーである。首都圏を地盤として、狭小地の戸建住宅に強みを持つ。不動産仲介事業、建築請負事業、マンション事業、収益不動産事業も展開している。

■18年9月期大幅増収増益・増配予想

 18年9月期連結業績予想は、売上高が17年9月期比24.7%増の3800億円、営業利益が18.8%増の447億円、経常利益が20.4%増の435億円、純利益が21.0%増の300億円としている。6期連続過去最高更新の予想だ。
 第1四半期は、売上高が前年同期比9.0%増の764億61百万円、営業利益が11.3%増の96億33百万円、経常利益が7.0%増の93億91百万円、純利益が13.6%増の65億17百万円だった。

 第1四半期として過去最高だった。マンション事業が2.9倍増収、収益不動産事業が18.5%増収となり、米国不動産販売も伸長した。戸建関連事業(不動産仲介および建築請負を含む)事業は引き渡し物件が一時的に減少して5.9%減収だったが、ほぼ計画水準としている。

 通期ベースで好業績が期待される。なお配当予想は27円増配の年間92円(第2四半期末46円、期末46円)としている。予想配当性向は17.1%である。

■株価は高値圏で堅調、日柄調整完了して上値試す

 株価は1月29日に上場来高値6970円まで上伸し、その後も高値圏で堅調に推移している。3月27日の終値は6580円、今期予想連結PERは約12倍、時価総額は約3782億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る