サインポストは18年2月期大幅増収増益予想で19年2月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 サインポスト<3996>(東マ)は、システム開発コンサルティングを展開している。18年2月期は増額修正して大幅増収増益予想である。19年2月期も収益拡大が期待される。株価は戻り高値圏から反落して上値を切り下げる形となったが、調整一巡を期待したい。

■システム開発コンサルティングを展開

 17年11月東証マザーズに新規上場した。金融機関や公共向けを中心にシステム開発コンサルティングを展開している。

 17年12月にはSCSKと共同開発契約を締結した。流通小売業の店舗におけるレジの無人化を目指して、画像認識技術とAI(人工知能)技術を活用した「完全スルー型レジシステム(スーパーワンダーレジ)」の製品化、および製品化している「設置型AIレジ(ワンダーレジ)」の改良を推進する。

■18年2月期大幅増収増益予想で19年2月期も収益拡大期待

 18年2月期の非連結業績予想(2月13日に増額修正)は、売上高が17年2月期比75.3%増の30億20百万円、営業利益が2.3倍の3億91百万円、経常利益が2.3倍の3億77百万円、純利益が2.4倍の2億50百万円としている。

 コンサルティング事業およびソリューション事業の既存顧客からの受注が増加し、増収効果で大幅増益となったようだ。19年2月期も収益拡大が期待される。

■株価は調整一巡期待

 株価(18年3月1日付で株式4分割)は戻り高値圏から反落して上値を切り下げる形となった。3月28日の終値は3695円で、前期推定PERは約136倍、時価総額は約367億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、調整一巡を期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る