ベガコーポレーションは急反発、18年3月期減益予想だが増額修正、19年3月期収益改善期待

株式市場 銘柄

 ベガコーポレーション<3542>(東マ)は、家具・インテリア等のネット通販を主力としている。18年3月期業績予想は4月10日に増額修正した。減益幅が縮小する見込みだ。19年3月期は収益改善を期待したい。株価は安値圏から急反発している。出直りが期待される。

■家具・インテリアのネット通販が主力

 家具・インテリア等のネット通販事業(国内家具EC事業)を主力として、美容・ヘルスケア・医薬品などの越境ECプラットフォーム事業、および家具プラットフォーム事業も展開している。

 ネット通販は「LOWYA」などターゲットに合わせて複数店舗を展開している。20~30代女性が中心客で、自社企画オリジナル商品に強みを持つ。

 18年2月には、ライフスタイル領域における新規事業の開発を目指して、三陽商会<8011>と業務提携した。

■18年3月期減益予想だが増額修正

 18年3月期業績予想(非連結)は4月10日に増額修正した。売上高は1億70百万円増額して17年3月期比18.3%増の129億70百万円、営業利益は1億50百万円増額して33.6%減の5億50百万円、経常利益は1億40百万円増額して30.7%減の5億60百万円、純利益は80百万円増額して56.7%減の3億40百万円としている。

 新生活需要の取り込みなどで売上高が計画を上回り、既存商品の販売価格見直しによる原価率改善も寄与して、計画に対して減益幅が縮小したようだ。19年3月期は収益改善を期待したい。

■株価は急反発

 株価は増額修正を好感して安値圏1100円近辺から急反発している。4月20日の終値は1425円、前期推定PERは約43倍、時価総額は約147億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。基調転換して出直りが期待される。(MM)

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