【新規上場(IPO)銘柄】シルバーライフは、旭化成ホームズと営業協力契約を締結、リバウンド相場入りを期待

株式市場 銘柄

 シルバーライフ <9262>(東マ)は、2017年10月25日に東京証券取引所マザーズ市場に上場。同社は、「私たちシルバーライフは、食の観点から誰もが安心して歳を重ねていくことが出来る社会を作ります」を経営理念として、主に高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営及びフランチャイズ加盟店等への調理済み食材の販売を行っているほか、高齢者向け介護サービスを行っている老人ホーム、通所介護施設等に向けて、自社工場で製造した食材の販売や、配食事業者に対し、相手先ブランドで販売される冷凍弁当を自社工場で製造し、卸販売を行っている。

 4月12日に同社は 、旭化成ホームズが運営するシニア向け賃貸住宅「ヘーベル Village」入居者に、高齢者向け配食サービス「まごころ弁当」「配食のふれ愛」を紹介する営業協力契約を締結したと発表した。シニア向け賃貸住宅「ヘーベル Village」では、入居者は、入居者へのサービス一環として、日々暮らしに役立つ情報を提供するタッチパネル式のタブレットを各住戸に備えており、このタブレット端末で「まごころ弁当」「配食のふれ愛」の注文を受けることが可能な対象物件は、「ヘーベル Village」新小岩、元住吉、杉並井草、井荻の4施設だが、今後旭化成ホームズとの営業協力が拡がるか注目される。

 
 今2018年7月期第2四半期業績実績は、売上高30億8000万円、営業利益2億6800万円、経常利益2億9300万円、純利益1億8600万円に着地。

 今18年7月期業績予想は、売上高61億8400万円(前期比17.9%増)、営業利益5億3200万円(同12.0%増)、経常利益5億9000万円(同9.4%増)、純利益3億8400万円(同1.8%増)を見込む。

 株価は、昨年11月7日の上場来安値3630円から4月4日に上場来高値1万1780円と上昇。その後、軟調展開が続き4月24日安値7240円と調整している。ヨシケイ開発株式会社(本社 静岡市駿河区、代表 林雅広)の販売する「ヘルシーメニュー」の生産を請け負うことで合意したと発表。4月9日から全国のFCで販売を開始したことも業績に貢献する見通し。また、旭化成ホームズが運営するシニア向け賃貸住宅「ヘーベル Village」入居者に、「まごころ弁当」と「配食のふれ愛」を紹介することも業績を押し上げると見られる。4月30日現在の株主に対して、5月1日付で1株につき2株の割合で株式分割を実施するが、最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待した買いが入ると期待する。逆張り指標では、RSIが40以下で買いシグナルが点灯しており、今月25日の分割落ちを機にリバウンド相場入りが期待出来そうだ。(株式評論家・信濃川)

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