カイオム・バイオサイエンス、DLK-1抗体とレンバチニブ併用で欧州特許査定

■肝がんモデルで強い腫瘍増殖抑制・腫瘍縮小効果を確認

 カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は3月17日、ヒト化DLK-1抗体とレンバチニブの併用に関する欧州特許の査定通知を受領したと発表した。対象は同社が開発を進めるがん治療用候補抗体「CBA-1205」を含むヒトDLK-1を標的としたヒト化モノクローナル抗体と、肝細胞がん治療薬レンバチニブの併用療法である。

 同併用療法は、肝がんゼノグラフトモデル(Hep3B)において強い腫瘍増殖抑制および腫瘍縮小効果を示したことが確認されている。今回の特許は、これまでに日本や中国で成立しており、欧州でも査定段階に入った。現在、米国などでも出願が進められている。発明の名称は「がん治療用医薬」で、欧州特許出願番号はNo.20784328.5である。

 CBA-1205は、肝臓がんを中心とする固形がん細胞表面に発現する抗原DLK-1に結合し、がんの増殖活性を阻害するヒト化モノクローナル抗体である。現在、肝細胞がん患者を対象とした国内臨床第1相試験を実施しており、安全性および初期的有効性のデータ取得を進めている。今後はこれらの結果を基に製薬企業への導出を目指す。なお、同件が2026年12月期業績に与える影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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