Chordia Therapeutics、CDK12阻害薬「CTX-439」の研究成果が国際学術誌掲載

ビジネス 万年筆 メモ

■CDK12/13阻害薬CTX-439の作用機序と適応がん種探索で論文掲載

 Chordia Therapeutics<190A>(東証グロース)は3月17日、CDK12阻害薬「CTX-439」に関する京都大学との共同研究成果が、2026年3月12日付で国際学術誌「Molecular Cancer Therapeutics」に掲載されたと発表した。研究は同社が前臨床開発を進める新規CDK12/13阻害薬の作用機序と適応がん種の探索を目的に実施されたものである。

 CTX-439は、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)ファミリーのCDK12とCDK13を選択的に阻害する経口低分子キナーゼ阻害薬で、mRNA転写過程を制御するCDK12/13の働きを抑制することで、がん細胞の生存に必要なタンパク質の産生を低下させる新しい作用機序を持つ。研究では、子宮内膜がんの一種である子宮漿液性がんに着目し、CDK12増幅を示す腫瘍に対して同薬が有効に作用する可能性を検証した。

 その結果、CTX-439はCDK12/13の抑制を通じてDNA修復関連遺伝子のmRNA発現を低下させ、がん細胞のDNA修復能力を弱めることが確認された。これにより抗がん効果が発揮されるとともに、子宮内膜がんの標準治療薬の一つであるPARP阻害薬への感受性が高まることが示された。CDK12増幅を治療標的とし、mRNA転写調節を介してPARP阻害薬の効果を高めることを実証した世界初の報告であり、治療選択肢が限られる子宮漿液性がんに対する新たな治療アプローチの可能性を示す成果として注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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