九州リースサービスは調整一巡感、18年3月期増収増益予想で19年3月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 九州リースサービス<8596>(東1)は、九州を地盤として、リース事業を中心にファイナンス事業、不動産事業、フィービジネスなども展開している。18年3月期増収増益予想である。19年3月期も収益拡大を期待したい。株価は水準を切り下げたが調整一巡感を強めている。

■九州地盤にリース事業などを展開

 九州を地盤として、地域に根差した総合金融サービス企業である。リース事業を中心にファイナンス事業、不動産事業、フィービジネスなども展開している。新規分野では環境関連ビジネスとして、メガソーラー事業、バイナリー事業、LED照明レンタル事業、屋根置ソーラー事業に取り組んでいる。

■18年3月期増収増益予想、19年3月期も収益拡大期待

 18年3月期連結業績予想は、売上高が17年3月期比9.2%増の230億円、営業利益が1.7%増の30億円、経常利益が13.9%増の34億円、そして純利益が25.9%増の29億円としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が76.1%、営業利益が77.0%、経常利益が80.9%、純利益が86.2%と高水準だった。通期ベースでも好業績が期待される。また19年3月期も収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡感

 株価(17年12月8日付で東証2部から東証1部に市場変更)は水準を切り下げたが、700円台で調整一巡感を強めている。4月25日の終値は781円、前期推定連結PERは約6倍、時価総額は約203億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、調整一巡して反発を期待したい。(MM)

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