【株式市場】米中貿易摩擦の懸念が再浮上し日経平均は一時121円安だが個別物色は活発

株式

◆日経平均は2万2372円14銭(100円64銭安)、TOPIXは1764.22ポイント(7.30ポイント安)、出来高概算(東証1部)は7億2711万株

チャート10 7日(月曜)前場の東京株式市場は、連休中に行われた米中通商協議が物別れに終わったと伝えられ、貿易摩擦の再燃を懸念する様子があり、ドルを売る動きの反動で円高基調になったこともあり、日経平均は取引開始後に約72円安の2万2400円を割り込み、10時過ぎにもう一段下げて121円87銭安(2万2350円91銭)まで軟化した。日経平均の前引けは100円64銭安(2万2372円14銭)。一方、円高が恩恵になるニトリホールディングス<9843>(東1)などは高く、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 アイティフォー<4743>(東1)が今期も続けて大幅増益の見込みの好決算となり急伸し、ハウスドゥ<3457>(東1)は四半期の大幅増益を受けて通期の業績・配当予想を大幅に増額したことが注目されてストップ高。ビート・ホールディングス・リミテッド<9399>(東マ)は引き続き新株予約権の保有者が他者に一部を譲渡したとの発表などが思惑視されて連日高値。アズ企画設計<3490>(JQS)は4月中旬に発表した2月決算や今期の業績見通しが好調な上、下旬になって第三者割当増資や販売用不動産の手当てなどの発表が相次ぎ、上場来の安値圏から出直り基調。

 東証1部の出来高概算は7億2711万株。売買代金は1兆1255億円。1部上場2083銘柄のうち、値上がり銘柄数は884銘柄、値下がり銘柄数は1114銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る